
ISOは「実行」
ISOマネジメントを「何とかしたい」
経営者、部課長、ISO事務局、内部監査員、
リーダーのための「実行」バイブル
著 者:青木 明彦(IRCA登録プリンシパル審査員) 430頁(A5)
発行元:(株) L.M.Jジャパン
定 価:3,850円(税込)+ 送料200円
著者は、大手企業の品質保証部長として長年ISO9001の運用と改善に関わり、その経験を活かしISO審査員養成機関であるL.M.Jジャパンにて主任講師を務めていた著者が、ISOを効果的に「実行」するための考え方やノウハウ等をまとめた1冊。
単なる規格解説ではなく、ISOに関わる人々が長年持っている「疑問」と、その疑問を解消し、実行するための考え方やノウハウ等を、さまざまな事例やイラスト等を交えて掲載したページ構成で、読みやすく、わかりやすく、そしてすぐに「実行」に役立つ内容となっております。これからISOの認証取得を目指す組織の皆様はもちろん、ISOの効果的な運用にお悩みの経営者、ISOの実務者の皆様に是非お勧めの1冊です

第1章 ISO第三者認証を振り返る
- 2007年日本の神話が崩れた年
- ISO9001:1987年版の導入目的
- 経営トップがISO/QMSに不満
- ISO9001:2015年版を理解する方法
- 要求事項を業務の流れに合わせる
- 組織にISO9001の専門家が必要
- プロセスの特定方法に問題
第2章 既存のQMSを改善する
- 経営者層の期待と不満を聞く
- 管理者層のQMS疑問を解消する
- ISO事務局の役割を変える
- 内部監査員の監査技術を向上
第3章 品質マネジメントシステム
- ISO9001:2015年版の意図
- 管理者にQMS改訂の責任を持たせる
- 利益向上に機会とリスクが必須
- 管理するリスクの特定方法
- 日本の「会社法」にリスク管理を適用
- 品質マネジメント(QM)と品質保証(QA)
- キーワードを繋いでQMS全体を把握
- 階層別のQMS軸足(箇条番号)
- 市販されている汎用計測器の管理
- 社内設計の専用計測器
第4章 手順書と記録の文書体系
- ISO9001:2015年版の利用価値
- 外部文書の最新版入手と周知
- 手順書を作成する細かさが異なる
- 業務フローチャートの作成ポイント
- 経営トップが品質ゲートに関与
- 品質保証フローチャート(組織全体)
- 業務フローチャートと帳票(各プロセス)
- 課員に帳票で業務を指示
第5章 コミットメントとリーダーシップ
- 経営トップが意図するQMS戦略
- 経営トップのリーダーシップ
- 品質情報のエスカレーション
- マネジメントレビューの議題と報告内容
- 事業活動の社会的責任を果たす
第6章 年度方針と品質目標
- 組織の課題が中期計画と年度計画
- 品質実績データから年度目標を設定
- 重点課題に合致した目標値を設定
- 課員に業務を指示するポイント
- 管理者の方から課員に声掛け
- 課員の前で業務の愚痴を禁止
第7章 社員の人材育成
- 業務を遂行する力量と認識
- 課員の教育・訓練記録
- .9社内教育・研修の効果を測定
- 課員には、組織の擁護で教育
- 社内研修を行う講師の力量
- 管理者のマネジメント教育が不足
第8章 製品実現化の品質保証
- 新規技術・要素確立の研究・開発
- 製品の事業審議(品質ゲート)
- 顧客の追加要求や変更依頼を管理
- 法規制をプロセスの帳票で遵守
- 過去のトラブル事例が使えない
- 外部提供者の評価・選定
- 事前協議で問題を解決
- 品質データの信頼性を見抜く
- 特殊工程の妥当性確認を重視
- 品質問題が発生する要因
- ヒューマンエラーが起こる要因
- 補助材料の保管庫に着目
- 問題点の原因と対策が不一致
第9章 監視、測定、分析、改善
- 品質データの集計と分析の違い
- 顧客クレームの初期対応が肝心
- 是正処置と予防処置の違い
第10章 内部監査
- 監査の分類と目的の違い
- サプライヤー監査の目的と役割
- 組織の問題も顕在化して対応
- 内部監査員の責任と権限
- 舞台俳優と映画俳優の違い
- 過去を指摘するより未来を検証
- 不適合を改善課題に変える質問
- 監査テーマに対する結論を報告